ネパール旅行にはどんな保険をかけるといいですか?
海外保険を利用するには主に3つの方法がある。
①日本の国民健康保険
②クレジットカードに付帯している海外保険
③海外旅行保険
一番安いのは①の国民健康保険を利用する事です。もちろんこれは治療費だけに利用できる保険で、国民健康保険に加入している人に限ります。現地で診断書を作ってもらい帰国後に必要な書類を提出し、還付を請求する事になります。最近は市役所などで海外で使用できる診断書のサンプルを無料で配布していますし、ネパールの病院で英語で診断書を発行してもらう事ができます。この保険は日本で保険対象外の治療(臓器移植、カイロプラクテッィク)などに利用する事はできません。
詳しい事は次のサイトをぜひ参照してください。あるいは直接市役所などに問い合わせることもできますよ。
ネパールの病院事情
カトマンズなど大きな都市に滞在する場合は設備の整った病院に行く事ができます。診断料、治療費は外国人価格でネパール人よりも3倍高く請求する病院もあります。それでも特殊で大きな治療でない限り安く治療を受ける事ができます。中には割り切った旅行者もいて国民健康保険のサービスも利用しないで現金で治療を受ける旅行者もいます。
しかし、院内感染などを心配して外国人向けの病院に行くならばそれなりに費用がかかります。
しかし、院内感染などを心配して外国人向けの病院に行くならばそれなりに費用がかかります。
②、③の保険は以下の内容ですね。
1:障害死亡、後遺障害 (障害で死亡、後遺症が残った時)
2:治療費用 (障害を受けたり、病気になった時)
3:賠償責任 (他の人の者を壊した時)
4:携行品 (自分の持ち物を壊したり、なくした時)
5:救援者費用 (事故や、病気になり家族や友人に来てもらう時)
6:航空機委託手荷物遅延等費用
クレジットカード付帯海外保険は絶対使うべき!
② 現在お持ちのクレジットカードにも海外保険がついているかもしれません。わざわざ海外旅行保険を購入しなくても、クレジットカードに付帯している保険でかなり活用できます。今一度、お持ちのカードがどのような海外保険を付帯しているか確認する事をお勧めします。
カード付帯保険の注意点1
おそらく一番利用する頻度の高いのは、2の治療費用と4の携行品だと思います。カード会社によっては治療費がとても少ないカードがあるのでそこをチェックしてください。
ネパールではどんな事故がある?
ネパールでは交通ルールが十分に取り締まられていない上に道路が非常に悪く一般の交通機関を利用している時に事故に遭う事があります。免許書を取るために日本のように十分の教習と試験が無いので運転マナーはかなり悪く、ひき逃げは日常的に見られます。建設現場からの落下物による事故や道路の陥没、ふたの無いドブなどに転落する事故があります。又観光地や公共の乗り物でスリやひったくり、置き引きにあった事を良く耳にします。
カード付帯保険の注意点2
クレジットカード付帯の保険は基本的に最長3ヶ月です。どちらにしてもクレジットカードに付帯している海外旅行保険はとても便利です。カードを複数持っていれば保険金額を上乗せできます。(障害死亡、後遺障害をのぞく)
クレジットカード付帯の海外保険に関してのまとめ。
1: 3ヶ月以内の旅行ならクレジットカード付帯の海外保険を使うべき。
2: 自分の持っているカードが海外保険のためにどんなサービスをしているか確認。特に治療費と携行品(持ち物の障 害)にどれほどの費用が支払われるか。
3: 複数持っていると有利なので無料のクレジットカードの新規契約を考える。
③ 海外旅行保険
上記の保険でも安心できない場合は迷わず海外旅行保険に入りましょう。海外旅行保険ではカード付帯の保険でカバーしてないサービスを提供しています。例えば日本語で海外から無料で相談できるサービスや、航空機遅延費用、緊急移送手配など。
緊急移送費なぜ必要?
ネパールでは主要都市、カトマンズ、ナラヤンガード、ビラトナガル、ネパールガンジ、ダラン、ポカラなどでは立派な病院があります。外国人医師が勤務している病院もあります。しかしながらトレッキングや、僻地への旅行の際は十分な設備が備わった病院に駆け込む事ができない事が少なくありません。そのために緊急自動車、ヘリコプター移送など緊急移送手配が充実している保険を選ぶなら安心だと思います。
まとめ: 海外保険は難しい選択だと思いますが、十分前もって検討する事をお勧めします。ネパールは非常に魅力的な国ですが、事故に合ったり病気になる確率は日本に居るときよりも高いと思います。私も今まで何人かの友人を地元の病院に連れて行きました。普段元気な人でも環境が変わると普段ならすぐに治る病気も治りにくくなり、他の病気に発展する事もあります。(ネパールでは空気の乾燥に寄るのどの風邪。不衛生な食物管理による下痢から極端に体力が落ちる事があります。)、最近のバイク、自動車の急増に伴いひき逃げなどの事故に巻き込まれた友人もいます。(参考ブログ)もしもの時にすぐに対応できるようにご自分に合った保険を選んでくださいね。