ネパールでかかる病気のうち予防注射があるのは主に次の種類です。
① 狂犬病
② A,B型肝炎
③ 腸チフス(タイフォイド)
① 野犬が多いため、犬に噛まれる可能性が大きいです。そのために①の狂犬病予防注射をすると良いでしょう。(ネパールの犬に関するブログ) 犬に噛まれたらどうしたら良いですか?
② A型肝炎は口を通してウイルスが侵入します。B型肝炎は輸血や性行為で感染します。どちらもネパールでは年間を通じて発生していますが、特に雨期に感染が多いです。
次は特に要注意です。
③ 腸チフス!! 口の中に侵入して感染します。高熱、頭痛、腹痛、下痢などの症状があり体力を奪われ、無気力になります。この感染症にどうしてとくに注意が必要かと言うと。
私の身の回りのネパール人、外国人を問わずこの病気になる人が他の感染症よりも多いからです。 年に2回腸チフスになった人もいます。この病気になると、無気力になり精神的にもかなりつらい病気です。
原因は腸チフス発症者の便や尿に汚染された物からの感染です。それで食事の前の手洗いや、清潔な水の使用、飲料はかかせません。
汚い金?
ネパールには文字通りの汚い金、出回っています。衛生設備がきちんと整っていなくトイレのあと手を洗わない人が多いので、人の手から手へと渡るお金は、ばい菌の巣になっています。古い紙幣や、汚い紙幣を触った後は特に石鹸等でしっかり手を洗いましょう。チフスにならないための強力な予防ですよ。予防接種ができたら一番安心ですね。
しかし...
日本では一般の腸チフスを扱っている病院があまり有りませんので、十分前もって準備を始める事をお勧めします。
実は、
ネパールでも各予防接種は受ける事ができます。特に長期滞在する人は予防注射をしておきたいですね。